京都大学大学院理学研究科化学専攻 京都大学理学部化学教室

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博士後期課程

理学としての化学専攻の特色が表れてくるのが、博士後期課程です。大学院生諸君に修士課程までに培った能力を土台として、基礎科学の発展に寄与する研究を行って頂きます。企画段階から研究実施そして成果をまとめて論文発表するまでの一連の作業を遂行することにより、自立した研究者としての第一歩を踏み出すことを期待しております。化学の基礎研究を行うためには、物理、生物、医学等、化学の専門領域に閉じこもる事なく、多様な問題に興味を持つ事が重要です。博士課程の学生は、京都大学科学技術イノベーション創出フェローシップによる研究専念支援金(年額180万円)および研究費(年額30万円)の支援、リサーチアシスタント(RA)としての支援など、経済的な支援を受ける事が可能です。

国内外の研究者のセミナーや集中講義が毎週のように行われ、またフランス、韓国、台湾などの大学院生を中心としたの国際交流も盛んで、国際的視野を身につけるさせる事も留意しております。博士課程の最終段階として、研究成果として発表した投稿論文を元に、自身の研究を集大成した博士学位論文を著し、学位取得を目指します。