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■京化■京都大学理学部化学科・京都大学大学院理学研究科学専攻

谷村吉隆教授フンボルト賞受賞


谷村教授とフンボルト財団理事長Helmut Schwartz教授

谷村吉隆教授が、2012年度フンボルト賞(Humboldt Research Award)を受賞した。 フンボルト賞は、ドイツ政府が全額出資する国際的学術活動の支援機関であるアレキサンダー・フォン・フンボルト財団が創設した賞で、自然科学から人文科学まで幅広い研究分野において、国際的に著名な研究者の業績を評価し、授与される。授賞式は2012年3月22日−25日にドイツにおいて行われ、同6月にはドイツ大統領官邸ベルビュー宮殿でのレセプションにも招待されている。

化学の中心的な課題である量子系の環境との相互作用について、これまで長い間研究されてきた。今回の受賞は、谷村教授が、量子散逸系の非線形応答の研究を可能にする階層方程式を導出し、多体系と多次元分光学の理論的研究に顕著な貢献をしたことが評価された。今後も、階層方程式が記述できる微視的な描像である原子の運動や散逸過程を直接観測してきた実験家たちと研究を続けていく予定である。

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