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■京化■京都大学理学部化学科・京都大学大学院理学研究科学専攻

学生実験管理室

講師 吉村 洋介 技専職 阿部 邦美

化学実験をしよう!!

学生実験室では3回生向けの化学実験を行っています。3回生の学生実験は月曜から水曜の午後通して行います。化学系の3回生ではこの学生実験が学業の中心に据わる格好となります。現在これに加えて、2回生向けの化学実験を鋭意設計中です。

化学系の専門の学生実験は、中学や高校での化学の実験や1回生向けの化学実験とは一味違います。
ろ過するときロートにろ紙を密着させるのはなぜ?
たとえば小学校で、濁った水をろ過する時、ろ紙をロートに密着させるように教わりましたね? ではなぜ、ろ紙をロートに密着させないといけないのですか? こんな何でもないようなことにも真剣に目を向けるところから化学系の専門の学生実験は始まります。そして当然ですが、いささか高級な機器を動員した、ちょっと高度な実験にも挑戦してもらうことになります。

他の系の実験でも同様のことが言えるかもしれませんが、化学の実験では、一つ一つの操作を堅実に積み重ねる中で広々とした化学の風景が広がってくるという感が特に強いようです。何でもないような加熱や混合の操作が実験の岐路となります。同じ実験をやっても、人により目的の物質ができたりできなかったりします。白衣を着てみんなが集中して実験することで生まれる雰囲気が、実験の成功の確率を大きく押し上げます。その少し張りつめたような、あるいは時にアットホームな雰囲気の中で実験を行っているのが、化学の学生実験の大きな特徴といえるでしょう。化学系を卒業した人たちでも、物理や生物の畑で活躍している人は大勢います。でもそうした人たちでも、はっきり言い表すのは難しいのですが、どこか化学の香りを漂わせています。そうした“化学の香り”は、そうした学生実験の中で培われていくように感じます。

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