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■京化■京都大学理学部化学科・京都大学大学院理学研究科学専攻

水圏環境分析化学分科

教授 宗林 由樹 准教授 梅谷 重夫 助教 高野 祥太朗
技官 南 知晴

地球環境を観る化学

モノを創る化学の発展は,現代社会の進歩をもたらした反面,さまざまな環境問題を引き起こしました.持続可能な世界を実現するためには,地球環境を観る化学を発展させることが不可欠です.海洋や湖沼などの水圏は,地球を生命の星としている重要な要素です.私達は水圏の現在・過去さらに未来を明らかにするために,微量元素・同位体に注目し,分析化学,地球化学,海洋学,陸水学,地質学,環境学などの学際的研究を展開しています.

微量元素・同位体の分析法の開発

高分解能型ICP質量分析計

水圏の微量元素・同位体は,多くの有用な情報を秘めていますが,その分析は困難です.本研究室では,独自に多元素分析法,同位体比分析法,化学種別分析法,現場分析法を開発しています.キレート吸着剤固相抽出法などトップレベルの化学分離技術と高分解能型ICP質量分析計など最新の分析装置を有しています.

微量元素・同位体の水圏化学

太平洋における海洋観測

開発した分析法を活用して,水圏における微量元素・同位体の動態を研究しています.この研究では,フィールドワークが重要な位置を占めます.現在の主な課題は以下のようです.

  1. 生物活性金属が海洋生態系へ及ぼす影響(Al, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, Cd, Pbなど)
  2. 固体地球および人類の活動と海洋物質循環の相関(Zr, Hf, Nb, Ta, Mo, W, Pd, Pt, Auなど)
  3. 古海洋の環境復元(Mo, Wなど)

新規な選択的錯生成系の開発

分子鋳型法による金属イオン吸着剤

金属イオンなどのゲスト分子に対して新しいイオン認識機能を持つ配位子(ホスト分子)や吸着剤を設計,合成,評価します.その機能の原因を幾何学的構造と電子構造の解析を通して明らかにします.さらに,イオン認識系を分離技術やセンサーの開発に応用します.

(最終更新日;2015年06月23日)

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