|
||||||
|
||||||
分子性材料分科凝縮相中での分子の本質を知る固体、および、液体は、その中で構成成分間の相互作用が有効に働き、孤立原子・分子とは異なる凝縮系に特有な性質を示します。分子を構成成分とする凝縮系は、分子自身の持つ内部自由度と分子間相互作用の組合せにより、多様な構造と物性を発現する事が出来ます。これら自由度の大きな、有機分子や配位化合物等、分子を単位とする凝縮系を研究対象として、導電性や磁性等を示す新規物質を開拓します。それらの構造と物性を研究し、さらなる機能性物質開拓のための指針を得ます。具体的には、導電性を持つ電荷移動錯体を主たる研究対象として、成分分子の合成から、構造解析、基本物性の測定まで総合的な研究を行っています。これにより、超伝導転移や金属-絶縁体転移等、固体内の自由電子(遍歴電子)に基づく転移現象が発現する物質を開拓します。転移現象を理解するに当たって、構成成分間の相互作用だけではなく、分子内での電荷分布や分子自身の形状等、分子内自由度にも着目した解析を行い、分子が凝縮系物性をどの様に支配しているかの本質を探ります。特に、遍歴電子、或いは、これに近い状態の電子が、温度、磁場、圧力、光等の外場に対して敏感に応答する分子性物質の開拓を試みます。これらの研究によって、応答過程の非平衡状態を研究する、新たな物性科学の分野の発展を図ろうとしています。 研究のスタイル物質開拓を主な課題としています。有機化学の手法で自ら化合物を合成し、多くの場合、さらにそれらの電荷移動錯体を作製します。結晶構造解析と、導電性、分光学的性質(紫外・可視、赤外スペクトル)、磁性等の基本的な物性を測定し、成分分子や錯体の本質を見極めることを試みます。必要に応じて、学内外の研究グループと協力し合い、更に詳細な測定実験等を行います。 最近の研究成果より新しい研究成果は、分子性材料のホームページに随時、更新・掲示しますが、現在の主力研究課題の基となった成果は、(EDO-TTF)2PF6と呼ばれる電荷移動錯体の奇妙な挙動でした。他に、フラーレンの錯体等も研究していますが、ここでは、EDO-TTF錯体について紹介しておきます。
関連リンク:分子性材料のホームページ (最終更新日;2010年11月11日) |
||||||
| © Kyoto University 2008 |